ヨガの中にあるポーズはアーサナといい、ヨガの中の一つの実践方法です。

ヨガには八支足があり、有名なところだとヤマ・ニヤマはヨガをかじるとわりと最初の方に耳にする言葉だと思います。
簡単に説明するとヤマはやってはいけないこと、ニヤマはやるべきことを指します。

「当たり前だ」と思うことしか記されていませんが、いざ実践すると難しい。
だからそれらが当たり前になるまで意識することと、練習することが大事なのです。

やってはいけないことの中で3つ目の項目に来るのがアスティーヤ(盗まない)。
そんなの当たり前すぎてやらないよ!という方もいるかと思いますが、物も時間も、情報も含まれます。これら無意識で行うことが多いのです。

情報を盗む

情報を盗むというと個人情報のようにも感じますが、我々レッスンなどの無形の情報も含まれます。

ヨガは学び、弟子に伝えていく…という伝統があり、情報を盗むという表現がすごく難しいところではあるのですが、「師匠が弟子に伝える」はリスペクトあって成り立つものだと思っています。

近年、さまざまなスタジオで聞くようになったのが「スマホで録音もしくは録画しているということ」。
なのでスタジオによっては、スタジオ内スマホ持ち込み禁止にしている場所もあります。
入会などの契約書にも盛り込まれるくらいどこのスタジオでも多発しているんです。
ひどいとSNSでレッスンを勝手に投稿しているそうです。
(誰があげてるかはすぐ特定できますし、勝手に投稿しようとする考えが私には解せない)

元々スタジオは神聖な場所なのでその対策に対しては私は賛成です。
「スマホが手元にある」だけで人間気が散るそうです。
だから急ぎでないのであれば、手元においておく必要はないのです。

私も音楽を流したりするデバイスとしてスマホを持ち込むことありますが、そのデバイスは仕事用であり、基本的に何も通知が来ない設定にしてます。
通知音とか通知のポップアップが出るだけで気が散りますからね。

少し話が逸れましたが、それを良しとしているスタジオで録画や録音することは何も問題ありません。
私の下にもヨガの勉強したくてレッスンしにくる方もいます。
そういった方は一言いただければ、許可することもあります(周りの環境や参加している方の状況にもよります。他の方が映らないようになど)。

何がいけないかというと「盗撮」が絶対ダメだということです。

「盗む」とついてるくらいなので、盗んでいることを自覚していないわけないですよね。
そこにリスペクトを感じないのです。

私自身、先生から学び、その内容をメモ書きしたりまとめることはよくあります。
それはレッスン終わってからすることであって、レッスン中はレッスンに集中します。

もちろん録画・録音便利です。
復習にも使えますが、そのレッスンでメモに書き出すことができないくらい記憶に残らないということは今の自分には必要ないことだと思います。

自分の好きなことや気になることはちゃんと記憶に残りますよね?
便利だからこそちゃんと自分の脳で処理できるキャパを使って処理すべきだと思うのです。

そして、録画や録音も適切に使うべきだと思います。

ヨガを学ぶということ

それらを行っているのがヨガを練習している人達だからまた悲しいです。
ヨガはスポーツや運動ではありません。

考えや思考も学びます。
アスティーヤ実践できていますか。

ヨガは無形だからこそ、パクったパクられたみたいなことが表現しずらいですし、私から学んだ生徒さんのレッスン受けると「私じゃん」って思うことがよくあります(癖までトレースしないでくださいね)。

最初はそれで良いと思っていますし、そこからその人の個性がどんどん出てくるとその人のレッスンになっていきます。

録画・録音が絶対ダメなことではないですが、だからこそ許可を得ることやリスペクトを大事にして欲しいです。

現代でスマホ使うな!録画・録音するな!とは言いたくないです。
便利ですし、私も積極的に使いたいタイプの人間なので。

カタチないものでも著作権などはあります(無体財産権とかが該当するかな)
ましてやSNSで勝手に流すのはその方の肖像権があります。

その先生とは黙って盗撮しなきゃいけないぐらいの関係性ですか?
だとしたらもっとその先生との関係性をちゃんとつくるところから練習しましょう。

アスティーヤの次にくる項目はブラフマチャリャ(適切な人間関係をもつ)…ですよ。

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