断食はサンスクリット語で
ウパヴァーサ उपवासः [upavāsaḥ]
といいます。

最近では「ファスティング」
なんて流行ってたりしますが
「ファスティングの断食」と「ヨガでいう断食」を
混同しない方が良いかなと思います。

そもそもなぜ食事を抜くのか?

毎日の食事には
多大なエネルギーが使われます
何を食べよう?から始まり
計画し
買い物して
調理して
食べて…

食べる為に使われる
人生のエネルギーは膨大です。

そもそも何の為に生きているのか?
ということを考えるための時間をつくるのが
断食です。

痩せることや健康になることは副産物

ウパヴァーサは

ウパ उप [upa]は「近く」
ヴァーサ वास [vāsa]「住む・居る・生きる」
という意味です。

すなわち「近くに生きること」
単に食事を断つことではなく
神様の近くに生きる
精神活動のことを指します。

身体も
生理機能も
心も
感情も
記憶も
全ては神様の表れです。

ヴェーダでは
この宇宙の全てとして表れている
全知識という意識的な存在を
神様と定義しています。

そして通常の食事を抜いて
その空いた時間を
お祈りや聖典の勉強の為に
あてたりします。

現代では
痩せることなどが目的になってますが

断食と言ってもこれだけ意味合いが
異なるので
行う場合は正しく行なってください。

内観することも食事の一環

食事中や食後何を考えていますか?
私たちの感覚は外に向きやすく

特に食事は朝ごはんを食べ終わった側から
「次の昼ごはんなにしようかな?」なんて
考えていることありませんか?
今、満腹で
食べ終えた余韻に浸るまもなく…

それだけ人間は
3大欲求の中の「食」に囚われています
それだけココロは
食に振り回されやすいのです。

なので
食事を抜くことで自分の内に意識を向けます。

そして
精神的に神様に寄り添います。

それがヨガの断食です。

健康になりたいなら健康的方法で

健康になりたいなら
プチ断食がおすすめです。

と、いうのも
現代は1日3食に囚われて
食べすぎかと。

適量食事を摂っていれば健康的なはずです。

本来必要なはずの
「空腹」になる前に
次の食事していませんか?

最近自分のお腹の音を聞いたのはいつですか?

健康的な断食は
胃腸を休ませる・血液をきれいにする※1・免疫力を上げる※2
が達成できれば十分かと思います。

※1 食べすぎると余分な栄養や老廃物が血液中に増え、体内の代謝が悪くなり、臓器の機能が低下することで血液がドロドロになり、血流が悪くなります
※2 空腹になることで血液中の栄養分減り、白血球が有害物質や余剰物をエサにすることで免疫力が高まります

1日の中で空腹状態を
約16時間つくることで
細胞の中の古いタンパク質や
不要なものが1回壊れ
細胞が新しいものに変わります。

女性の場合は12-14時間です。

男女だけでもやっていい時間が変わるので
2-3日以上の断食なんて
ほんとに要注意です!

自分の知識だけでやらずに
専門家と一緒にやってください。

あなたは
何のために食事を抜きますか?
何のために食事をしますか?

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